【結果発表】新しいワークスタイル大賞(第1回) – 中特グループ インタビュー

LINE WORKS 新しいワークスタイル大賞

中特グループ

社員どうしが
もっと
楽しく
コミュニケーションを
取れるような環境を。

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Group 1809
中特グループ
業種 廃棄物処理・リサイクル
本社所在地 山口県
想いが伝わる社内交流部門
廃棄物処理・リサイクル業を営む中特グループは、中特ホールディングスを中核企業とし、6つの事業会社で構成されています。各社は勤務場所や業務時間が異なることから、慢性的に社員どうしの接点が不足し、さらに新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、会社・部門をまたいだ交流が持ちづらい状況が続いていました。
そこで同社は社内コミュニケーションの刷新に取り組み、社員どうしの交流を深めることに挑戦し続けています。具体的にどのような施策を講じて、どれほどの効果があったか、お話を聞きました。
受賞ポイント
  1. 1“誇りを持てる会社であること”を社員に実感してもらうために、社内外コミュニケーションに注力
  2. 2紙の社内報をLINE WORKSの掲示板へ移行。制作作業の効率化により、コンテンツ量は約1.5倍に
  3. 3デジタル化した掲示板の各コンテンツのコメント欄では、これまで関わりのなかった社員どうしのコミュニケーションが生まれている
お話を伺った みなさま
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株式会社中特ホールディングス
企画広報室 室長

吉本 妙子さん

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株式会社中特ホールディングス
企画広報室 主席

上原 康宏さん

「地域に貢献している」と感じてもらうために社外発信を強化
中特グループの事業内容をご紹介ください。
吉本さん中特グループは、山口県周南地区を拠点に「生活環境革命で人々を幸せにする」を使命に掲げ、地域密着型企業として6社で構成されています。廃棄物処理、リサイクル、解体、ご家庭での不用品処分など生活に関わるお困りごとを解決するサービスなどを行っています。

そのほかにも、小学校へ環境教育プログラムを提供する環境出前授業を含む「環境学習」や、英語とプログラミングを学ぶスクール「ROBBO」など、固定観念にとらわれることなくさまざまな事業を展開しています。

中特グループでは、社内コミュニケーションのほか、社外向けの発信・コミュニケーションにも力を入れているそうですね。注力している背景を聞かせてください。
吉本さん現・中特グループの最高経営責任者(CEO)である橋本ふくみは、現・会長から「社員が自分の子どもに自信を持って仕事について話せるような、誇りを持てる会社にしてほしい」という想いと共に、CEOの職を引き継ぎました。

中特グループの事業は、ゴミ・不用品の回収や廃棄物の処理など、社会の縁の下の力持ち的な目立ちづらい内容です。そのため社員は、自分の仕事が地域の役に立っていることに、自覚しづらい環境にあったんですね。

地域清掃活動は約20年前から行なっておりましたが、10年ほど前よりCSR報告書で中特グループの活動・取り組みを報告するようになりました。私たちが日ごろ地域のために行っていることを社外へ発信することで、社員には「自分たちはこれだけ地域に貢献しているんだ」ということを実感してもらえるようにしました。

社内コミュニケーションの活発化は、 経営課題の一つだった
「LINE WORKS 新しいワークスタイル大賞」~想いが伝わる社内交流部門~の選定ポイントが、LINE WORKSを活用した、社内コミュニケーション充実のための取り組みでした。
吉本さん中特グループは、勤務場所も勤務時間も異なる複数の事業会社で構成されています。そのため、社員どうしの接点が持ちづらく、“約120名いる社員のうち、顔も名前も分からない社員が一定数いる”、という状況が生まれていたんですね。ただそれでは、いざチームで協力して仕事をするにしても、連携が上手く取れなくなるかもしれません。

こうした状況に、CEOの橋本も「社内コミュニケーションを活発にするには、何か良い方法はないだろうか」と悩んでおり、社内のコミュニケーション不足に起因する“社員どうしのつながりの希薄化”は、経営課題の一つとして捉えられていました。

上原さんコロナ禍前は、定期的に開催される懇親会や社員旅行で、会社・部門をまたいだ交流が図れていたのですが、コロナ禍になったことで交流の場が一気に減ってしまいました。当時は、どうすれば社員どうしのコミュニケーションの場や機会を確保できるのか、企画広報室として日々解決策を模索していました。

なぜ、デジタルを活用した社内報を検討したのでしょうか?

上原さんこれまで年2回、12ページの紙の社内報を発行していました。しかし、紙媒体では“どの社員がどのページを読んでくれたのか”を確認できませんし、社員の関心度が不透明な部分がありました。アンケートを実施しましたが、ハガキでの運用となり、返信も少なく成果が測れませんでした。

また、紙の社内報の場合、文字数の制限があるほか、取材・書き起こし・編集・印刷など多くのタスクが発生し、発行までに時間も掛かっていました。加えて、発行して社員の手に渡る頃には、すでに情報が古くなっている、なんてことも起こりえます。さらに、紙の廃棄物が出るほか、郵送によってCO2も排出してしまう等の環境負荷の課題もありました。

そのような課題意識を持っていたタイミングで、ちょうどLINE WORKS の導入が決まりました。これは良いタイミングだと思い、紙の社内報をLINE WORKSの掲示板へ移行し、社内コミュニケーションの充実を図りました。

コンテンツには応援メッセージや感想が寄せられ、社員どうしの交流が生まれている
LINE WORKSの掲示板では、具体的にどのようなコンテンツを配信していますか。
上原さん一番人気は「ふくみチャンネル」という、CEOの橋本ふくみが、会社の現状や自身が大切にしていることなどを、直接社員に向けて語り掛けるコンテンツです。 次に人気なのが、新入社員を紹介する「新入社員インタビュー」です。どのような想いで中特グループに入社したのか、趣味は何なのかなど、新入社員の人物像を深掘りするコンテンツですね。

そのほか、社員が愛用している道具を紹介する「俺の道具」や社員の意外な一面を切り取る「突撃社員インタビュー」、SDGsを身近に感じられる「SDGsコラム」などのコンテンツもファンが多いですね。
コンテンツは掲示板の既読数やLINE WORKSのアンケートを活用した意見調査の結果から、常にブラッシュアップしています。

デジタル化したことで、コンテンツの変化はありましたか?
上原さんLINE WORKSを活用し、社内報をデジタル化したことで、編集作業の効率化によって、コンテンツ量が紙の時と比べて約1.5倍に増加し、今は月に3~4回の頻度で配信しています。情報発信のタイムラグもなくなりました。 また、動画を用いた発信も可能になりましたので、とくに経営層からのメッセージ動画は、想いを直接社員へ届ける貴重なコンテンツになっています。
社内報をLINE WORKSでデジタル化したことにより、どのような効果が生まれましたか。
吉本さんLINE WORKSの掲示板に投稿した各コンテンツはコメント投稿ができるようにしています。コメント欄には、社員からの応援メッセージや感想が寄せられ、さらにそれに対して返事が付くなど、これまで関わりがなかった社員どうしのつながりが生まれています。社員どうしのやり取りを見ていると、私自身すごく嬉しい気持ちになりますね。

上原さんコンテンツに登場してたり、コメントでやり取りしたことがきっかけで、その人の顔と名前や趣味がわかり、たまたま街で会ったときに「あっ〇〇さんだ」と、相手の存在に気付き、交流が生まれてくれたら良いなと思っています。

「掲示板のコメント上でのやり取りを活発にし、リアルな場でも社員どうしのコミュニケーションを促進させたい」、そんな狙いも込めて、日々コンテンツを作成しています。

社内コミュニケーションと社外向けの発信・コミュニケーション、両方をやる意義をどのように考えますか。
吉本さん社外に向けて中特グループの取り組み・活動を発信することが、地域の皆さまからの評価を生みます。そして、さらにその地域の皆さまからの声をしっかり社内へも伝えることで、「自分たちの会社って実はすごいんじゃないの?」と社員に思ってもらえるのではないかと思っています。まだまだ道半ばではありますが、みんなに“誇りを持てる会社”だと思ってもらうためにも、社内外への発信は引き続き大切にしていきたいですね。
LINE WORKSを“意見を出し合える場”と
し、新しいものを生み出していきたい
「LINE WORKS 新しいワークスタイル大賞」~想いが伝わる社内交流部門~の受賞が決まった際の感想を聞かせてください。
吉本さん想いが伝わる社内交流部門ということで受賞したと聞いて、みんなで「やったー!」という気持ちで大変うれしく思っております。CEOの橋本にも受賞した旨を伝えたところ、「すごいね!」と同じように喜んでくれました。
最後に吉本さんが思い描く、今後のコミュニケーションの展望を教えてください。
吉本さん今回、「~想いが伝わる社内交流部門~」を受賞させていただき、非常にありがたいと思う一方で、まだまだ率直な声・意見を拾いきれていないと感じています。社員どうしがもっと楽しくコミュニケーションを取れるような環境を構築したいですね。

イノベーションを起こすためには、固定観念にとらわれない、新しい発想・考えが必要です。そのような観点でも、LINE WORKSを“意見を出し合える場”として交流し活用しながら、新しいものを生み出していければ良いですね。

※ 掲載している内容、
所属やお役職は2023年3月時点の情報です。

つなぐ、人としごと 部門

株式会社はたらこらぼ

みんなが輝く制度改革 部門

株式会社ヌボー生花店様

想いが伝わる社内交流 部門

中特グループ様

特別賞

株式会社ダテ薬局様

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