良質なスポーツ用品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する、日本を代表するスポーツウェアメーカー・ミズノ株式会社。社内の情報共有や外部トップ選手とのコミュニケーションなど、社内外両方の連絡ツールとしてLINE WORKSを活用されています。情報システム部の南さん、コンペティションスポーツ事業部の鳴尾さんと高見さん、そして創価大学駅伝部の大山選手にお話をうかがいました。

事業内容と皆さんの役割を教えてください。

- 情報システム部 南さん :
私は情報システム課に所属し、ネットワークやサーバーといったインフラからグループウェア、セキュリティまで、社内システム全般の運用管理を行っています。今回のLINE WORKSの導入も担当しました。

- コンペティションスポーツ事業部 鳴尾さん : コンペティションスポーツ事業部ではゴルフと野球以外の競技スポーツに携わっており、私が携わっている販売促進部ではさまざまな競技用品の販売促進を担当しています。選手から商品に対する意見をフィードバックしてもらい、その結果をふまえて当社の商品開発をサポートすること、また選手たちがより良い結果を出せるような商品を提供することが主な業務です。トップ選手から学生選手まで、いろいろな選手と直接やりとりをする機会が多い部署です。

LINE WORKS導入以前に課題となっていたのはどのような点ですか。

- 情報システム部 南さん :
もともと会社のコミュニケーションツールとして全社で使っていたのはメール、それから電話でしたが、営業職など外出の多い社員にとっては不便な場合があると感じていました。外出先から社内のメールを見る方法もあるにはあったのですが、やはりそれよりも簡便にコミュニケーションを取れるツールが必要だろうという認識はずっと持っていました。

そんな中、LINEが世間に浸透するようになったことで、2~3年ほど前から当社の現場より「LINEを業務で使用したい」という声があがるようになりました。われわれ情報システム部の観点からすると、LINEはいわゆる一般消費者向けのツールですから、会社側がIDを管理できませんし、ログもとれないので業務上のやりとりの履歴を見ることができません。そのため、業務に使用するのはリスクがあるという判断を行い、OKは出さないでいました。

- コンペティションスポーツ事業部 鳴尾さん : 私の事業部では、社員間のやり取りや選手との連絡を頻繁に行いますが、従来のメール、電話、FAXでのやり取りはどうしても時間のロスが発生してしまうことがネックになっていました。また、若手選手のなかには対話が苦手な人もいるようで、形式的なメールや電話ではSNSのように気軽にやりとりができないと感じることもありました。

LINE WORKSを導入した経緯や決め手を教えてください。

- 情報システム部 南さん :
LINEを使用したいという声が日に日に大きくなってきたので、ある大会イベントで限定的に使用してみることになりました。「会社が発行したIDのみを使用する」「イベント終了と同時に使用終了」といったルールや条件を細かく設定しての利用でしたが、結果的に、LINEを業務で使用した場合の効果を十分に実感できました。しかし、暫定的ではなく長期的な利用については、依然としてコンプライアンス上課題があるということで躊躇(ちゅうちょ)がありました。

そんな矢先に、LINE WORKSというサービスがはじまると知りました。早速検討を開始し、最初のトライアルですぐに「やらせてほしい」と社内に声を上げたのです。チャットツールはほかの製品もありますが、やはり日本ではLINEのシェアが高く、若い人は皆使っています。さらに現場からは、外部の契約選手とやりとりをしたい、かつ、社内メンバーとも連絡したい、という要望があがっており、この2点のコミュニケーションをクリアできるのはLINE WORKSだけでした。

LINE WORKSの導入に当たって気をつけた点はありますか?

- 情報システム部 南さん :
導入に当たっては、スマートフォンを持って外出する機会が非常に多い、コンペティションスポーツ部門(営業部門)がまず使いたいだろうと考え、最初の導入を行いました。社内で最も外出が多い部署だったので、彼らには最適なツールになると考えたからです。逆にそこに入れて効果が出なければ、そのツールは使えないという結果になるだろうという考えもありました。

LINE WORKSの具体的な利用シーンと導入効果を教えてください。

- 情報システム部 南さん :
想像していた以上に浸透し、大いに活用されているようです。「LINE WORKSがないと仕事ができない」という声もあがっているほどです。

陸上競技を担当する営業部門はトップ選手と当社の製品の契約を結んでおり、常に営業担当がきめ細やかなサポートを行っています。そのため選手とのやりとりが特に多く発生する部署なのですが、選手とのコンタクトにLINE WORKSが活躍しているようです。外出の多い社員間のやりとりにも活用されています。

また、会社の拠点が大阪と東京で分かれているため、従来から社内でテレビ会議やWEB会議を行うこともありましたが、LINE WORKSを使うと専用の機器を設定・接続することなく、簡単に音声通話・ビデオ通話ができるため、ごく当たり前のように社内で使われているようです。

効果としては、とにかくタイムリーに情報がやり取りできるようになったという点が一番だと思います。外出先でもPCを使わずにやりとりができるということです。あとは、簡単にテレビ会議ができるというところは、当たり前なのかもしれませんが、実は時間的な効果はものすごく高いんじゃないかなと思います。

- コンペティションスポーツ事業部 鳴尾さん :
私たちの部署は社員のほぼ半数以上が毎日外に出ている状況ですから、グラウンドや体育館でわざわざPCを開いて情報を共有するとなると、かなりの時間や手間を要します。LINE WORKSであれば、スマホ一台ですぐに連絡が取れるというのが最大の武器ですね。特に総合大会や世界大会など、社員がたくさん海外に赴く大会で素早く連携が取れるのは大きなメリットだと思います。2018年2月に開催される冬の総合大会では出張者全員にLINE WORKSのIDを付与して、LINE WORKSで連絡をとる予定です。

LINE WORKS導入で働き方は変わりましたか?

- 情報システム部 南さん :
働き方を改善するぞ、と言って導入するのではなく、新しいツールを試すことで自然と改善されていくんだなと今回感じましたね。身の回りで始まっているサービスを少しかじっていくことで、自然と働き方が変わってくる、そんな流れになってきていると実感しています。

続いて実際にLINE WORKSを利用している高見さん、LINEを利用して高見さんとやり取りを行っている大山選手にお話を聞きます。

LINE WORKSの具体的な利用シーンと導入効果を教えてください。

- コンペティションスポーツ事業部 高見さん :
私は陸上選手やチーム関係者へのサポートを行っています。選手や監督の要望をヒアリングしたうえで、最適なシューズやウェアを製作し、提供する仕事をしています。特に陸上選手にとってシューズは、一番の武器になる非常に大事なものです。選手がシューズをはくところを見せてもらい、少しでも合わなければ、社内の技術者に情報を共有して新しいシューズをつくります。そのやりとりにLINE WORKSを活用することで、より迅速に対応できるようになりました。選手と気軽に写真やスタンプを交換できるようになり、距離感も縮まったような気がします。

選手も電話やメール、対面だと、本当に思っていることを伝えづらいのです。それがLINEだと、言いづらいことも気軽に言いやすく、正直な意見が返ってきます。さらに高いパフォーマンスを発揮するシューズを作るためには、選手の意見を絞り出して反映していく作業が必要です。LINE WORKSを活用して、現状維持ではなく、もっといいものを作っていきたいと思っています。

- 創価大学 駅伝部 大山選手 :
創価大学駅伝部に所属しています。シューズが不足したときにLINE WORKSでミズノさんに発注したり、商品が届いたときにLINE WORKSでお礼を伝えるなどに活用しています。目上の方であってもコミュニケーションがとりやすく、簡単にメッセージを送れるので気軽に発注できるようになり、私自身重宝しています。現在4年生ですが、卒業後は企業の実業団に入る予定です。東京オリンピックに出場することを目指して頑張っていきたいと思います。

トークでの社内情報共有の例
(大山選手のシューズのフィッティング写真)
LINEでのトークやり取り例
(大山選手のLINEから高見さんのLINE WORKSアカウントへの連絡)

※掲載している内容、所属やお役職は取材当時のものです。