株式会社岐阜新聞
2020-03-27
業種
メディア・広告
目的・効果
従業員間の連絡 コンプライアンス・セキュリティ
主な活用機能
トーク
グループ
お話を伺った方
取締役 総務・財務・資材担当 総務局長 兼 経理部長 小林 清さん
総務局総務部 副部長 馬田 泰州さん
ホームページ

一刻を争う、取材記者・報道デスクへの業務連絡をスピードアップ。幅広い業務の効率化と社内コミュニケーションの深化を実現しました。

岐阜県で日刊新聞を発行し、140年の歴史を誇る岐阜新聞社様。地域に密着した話題から世界のニュースまで、幅広い情報を日々読者に届けているほか、年間1,000件以上のイベントも開催。さらに、SNS上でのニュース配信や、読者からのニュース投稿を受け付ける「あなた発!トクダネ取材班」など、新たな取り組みにも積極的にチャレンジしています。
そんな新しい取り組みのひとつとして、同社では記者や営業担当社員などを対象にスマートフォンとLINE WORKSを導入。社員間の連絡や情報共有のスピードが大幅にアップし、幅広い業務の効率化と社内コミュニケーションの深化を実現しました。

 

本事例のポイント
  • 電話の非効率さから解放、社員間の情報伝達・共有の迅速化
  • セキュリティを確保しながら、大刷りチェックを効率化
  • スタンプ活用し、従業員エンゲージメントを強化

岐阜新聞は、岐阜県民の新聞として、文化の薫り高い郷土づくりに貢献

小林さん :

当社は、明治14年に創刊しており、全国でも有数の歴史を誇ります。県内を中心に16カ所の取材拠点を設け、約60名の報道記者が精力的に取材したニュースを日々発信しています。累計発行号数はすでに4万7,700号を超え、「岐阜を愛し、人を愛し、仕事を愛する」を社是に、岐阜県民に愛され、信頼される事業活動を展開しています。

情報伝達の迅速化と、セキュリティ不安の解消が課題に

小林さん :

当社では、取材記者や営業担当社員などの外勤社員にフィーチャーフォンを貸与していましたが、外出中は電話がつながらないことが多く、業務連絡に時間がかかっていました。さらに、一部の社員が個人のスマートフォンと「LINE」を業務に使用するケースが出てきたため、セキュリティに対する懸念が増大。社員間の情報共有の迅速化とセキュリティ確保のためにスマートフォンとLINE WORKSの導入を決断しました。

 

また、スマートフォンについては、現在当社で進めている働き方改革の一環として、取材記事の作成・送信をスマートフォンで行う計画があり、その先駆けとして導入した背景もあります。

新聞紙面のチェックをする「大刷り」のチェックに活用

馬田さん :

LINE WORKSは、個人用の「LINE」と操作がほぼ同じであるため、すぐに社員に浸透し、多様な用途に活用されるようになりました。

 

報道部では、記者が作成した原稿を、新聞紙面に仮レイアウトした「大刷り」のチェックに活用しています。従来は支局の記者にFAXで送信し、確認してもらっていましたが、スマートフォンで紙面を撮影してそのまま送信できるようになりました。チェックする側の記者も、大刷りが出る夜の時間に支局へFAXを確認しに行く必要がなくなり、大幅な業務効率化を実現しました。

 

事件・事故が発生すると、記者は一斉に現場へ向かいます。が、LINE WORKS導入前は電話やメールで指示を伝えていたため、全員に行き渡るまでに時間がかかり、取材活動が混乱するケースもありました。しかしLINE WORKSならグループトークで一斉通知でき、連携のとれた効率的な取材ができるようになりました。

従業員エンゲージメントの強化にも貢献

小林さん :

外出中の社員宛にお客さまから電話があった場合、内勤社員がその都度、電話取り次ぎをしていましたが、LINE WORKSでその手間を大幅に軽減できました。

 

馬田さん :

イベント中だと電話に出てもらえず、なかなか要件を伝えられないこともありましたが、今はトークを送るだけで済み、既読マークも付くので安心できます。さらに、営業担当社員の間ではグループトークが活発に行われ、新規にクライアントを獲得できたときには、「おめでとう!」とスタンプを添えて送り合うなどコミュニケーションの活性化にも役立っています。

さらなる利用拡大を目指して

馬田さん :

現在はトークのみの使用ですが、今後はカレンダーやビデオ通話などにも挑戦するとともに、岐阜放送などグループ会社間での連携強化にも活用していきたいと考えています。

 

 

※掲載している内容、所属やお役職は取材を実施した当時のものです。