オンライン診療を LINE WORKS のビデオ通話で実施する方法

2020.04.23

こんにちは。LINE WORKSです。

 

新型コロナウイルス感染症の拡大を背景に、2020年4月10日から、電話や情報通信機器を用いた診療や服薬指導等、いわゆるオンライン診療について、時限的・特例的な取扱いが認められました。

 

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえたオンライン診療について(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsyo/index_00014.html

 

LINE WORKSでは、この度、医療機関、住民のみなさまの支援になれるよう、全国の医療機関を対象にLINE WORKSの無償提供を開始しました。

 

47都道府県すべての医療機関を対象に「LINE WORKS」を無償提供 新型コロナウイルスに対応する医療現場の情報共有を支援
〜医師の緊急集合を要請する「ACES」を実装して医療機関向け仕様に〜

https://line.worksmobile.com/jp/pr/20200423/

 

本記事では、オンライン診療でLINE WORKSのビデオ通話を実施する方法をご紹介します。

 

LINE WORKSは、その同一テナント内、もしくは外部LINE WORKS間であれば、アプリを通じて無料のビデオ通話が可能になります。

 

ビデオ通話の紹介はこちら

 

そのため、LINE WORKSのメンバーでない個人の方とビデオ通話をおこなうためには、一時的にLINE WORKSのメンバーとしてログイン用アカウントを作成し、相手の方にLINE WORKSアプリをインストールいただき、ログインいただく必要があります。

 

以下に、その場合の具体的な手順についてご紹介します。

 

 

*本記事は、オンライン診療において、”ビデオ通話で診療を実施する”点にのみ視点をおいたものとなります。

 

*オンライン診療を始めるにあたっての準備や注意事項等については、厚生労働省ならびに各自治体等から配布されている事務連絡等に基づいて、各施設にてご確認とご対応をお願いいたします。

①オンライン診療を受ける患者さんをLINE WORKSに登録する

パソコン(ブラウザ版)管理者画面​

1. 事前準備​

利用権限タイプにアドレス帳の閲覧制限をかけることで、患者さんどうしがつながることを防げます。

1-1. 利用権限タイプを作る

 

[メンバー] > [利用権限タイプ] > 白い枠の中に任意の名前をつける(例:患者)> [追加]

 

1-2. アドレス帳閲覧制限

 

[サービス] > [アドレス帳] > [組織図の閲覧制限] > [利用権限タイプ] > [+追加] 

 

> 閲覧範囲を制限する利用権限タイプで、1-1. で作成したものを選択

 

閲覧権限なし にチェックが付いていることを確認して [OK]

 

事前準備はここまでです。
次は、オンライン診療を希望する患者さんのアカウントをメンバーとして追加します。

2. 患者さんのアカウントを登録する

2-1. 以下の情報を準備しておきます。

 

・患者さんの氏名
・患者さんのメールアドレス
・患者さんの生年月日
・診察券番号(再診の場合)

 

2-2. 管理者画面でアカウント登録をします。

 

[メンバー] > [メンバーを個別追加]または [一括追加]

 

2-3. 必須項目(姓・名・ID・パスワード)および利用権限タイプを入力します。(以下はサンプル)

 

①姓 診察券番号  例)700213

①名 受診歴      例)初診 または 再診

②ID 任意の値    例)西暦月日や診察券番号など

*ログイン時に必要なアカウント情報となります
*@以降も含めたアドレスが ID です

 

③パスワード [管理者が作成]にチェックし、患者さんしかわからないものを含んだ英数字

       例)クリニック名+患者さんの西暦生月日(8桁)

 

*半角英数字8文字以上です
*患者さんが初回ログイン時にご本人で再設定します
*そのため、個々の設定が手間な場合、全員同一のパスワードでも問題ありません

 

④利用権限タイプ 事前準備で作成したものを選択 例)患者

 

 

2-4. 画面下の [メンバーの追加] ボタンを押して完了です。

 

次に、オンライン診療を受診する患者さんへ、①で登録したアカウント情報やLINE WORKSのログイン方法をお知らせする方法告知について、サンプルをご紹介します。

②LINE WORKSアカウント、ログイン方法のお知らせする例

メール

患者さんには、LINE WORKSのアプリをダウンロードしていただき、指定のIDとパスワードでログインしていただく必要があります。下記はサンプルになります。厚生労働省からの指示、各医療機関のルールに従い、適切な内容に修正ください。

—-サンプルメール ここから —-

 

オンライン診療をご希望の皆さまへ

MOBILEクリニックです。
オンライン診療につきまして以下のとおりお知らせいたします。

診察日時   予約をされた時間帯に実施します。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
LINE WORKS

 ID 生年月日または診察券番号@xxxxxx ※1
 パスワード mobileYYYYMMDD ※2

※1 @の前について
 初診の方は、受診者ご本人の生年月日(西暦月日YYYYMMDDの8桁)を入力ください
再診の方は診察券番号(X桁)を入力ください

※2 パスワードについて
 mobileは全て小文字です。後ろに続く8桁は受診者ご本人の生年月日(西暦月日)です。
※3 ID とパスワードの有効期限は本日から診察日時までです

――――――――――――――――――――――――――――――――――

<事前準備>
①診察当日に使用される端末(パソコン、スマートフォン、タブレット)にアプリ「LINE WORKS」をインストールしてください。
(初回ログイン時にパスワードの変更を求められますので、任意のパスワードを設定してください。)

  【LINE WORKS】アプリインストール用URL

    https://line.worksmobile.com/jp/home/download
※インストールした際に必ず「通知を許可する」に設定してください。
(「通知を許可する」に設定していない場合、映像が映らない可能性があります)

②上記のIDとパスワードで診察日までに必ずログインしてください。
アプリを開いたら、画面下の「ログインする」ボタンを押し、IDとパスワードを入力してください。
※ログインできない場合は、@@@-@@@-@@@@にお問い合わせください。

③ログアウトはしないでください。

<診察当日>

お手元に、保険証と、再診の方は診察券をご用意ください。

①診察当日は5分前までにLINE WORKSアプリを起動してビデオ通話できるようにしてください。
※通信環境が悪い場合、予定した時間に診察が実施できないことがありますので、必ず通信環境の良い場所で通信してください。

②診察予約をされた時間にアプリ「LINE WORKS」のビデオ通話機能でこちらからご連絡します。

<その他注意事項等>

・診察時の録音、録画はご遠慮ください。
・音声が聞き取りにくい場合、画面が暗い場合、適切な診察が実施できない可能性がありますので、明るく、静かな環境で受診してください。
・オンライン診療によって発生するパケット通信料等についてはご自身の負担となります。(アカウントやアプリの使用に関する利用料は発生しません。)

 

—-サンプルメール ここまで —-

③患者さんのログイン状況を確認する

パソコン(ブラウザ版)管理者画面​

患者さんがLINE WORKSにログインしているか確認できます。

 

[セキュリティ] > [セキュリティ機能]

 

登録待ち:まだログインをしていません

 

使用中:ログイン済みです

 

④オンライン診療を始める 

スマホまたはパソコン(アプリ版)トーク画面

管理者または医師より、患者さんにビデオ通話を発信します。

 

1. LINE WORKSのトーク画面の右下の+ボタンから、診察する患者さんを選択し、トークルームを立ち上げます。

 

2. トークルームのビデオのアイコンを選択すると、ビデオ通話で相手を呼び出します。

 

 

3. 患者さんとつながったら、保険証と、(可能であれば)顔写真つき身分証明書を画面にかざしていただき、本人確認を行った上で、診察を開始してください。

⑤患者さんのLINE WORKSアカウントを削除する

スマホまたはパソコン(ブラウザ版)管理画面

管理者であれば、パソコン、スマホどちらからでもメンバー(登録した患者さんのアカウント)を削除できます。

 

パソコン(ブラウザ)版
https://guide.worksmobile.com/ja/admin/pc-admin-guide/manage-members/members/delete-members/

 

モバイル(スマホ)
https://guide.worksmobile.com/ja/admin/mobile-admin-guide/members/add-update-delete-members/#i-4

※患者さんによる誤操作や、時間外の対応を防ぐために、診察の都度、患者さんのLINE WORKSアカウントを削除することをお勧めしますが、各医療機関の状況に合わせて運用してください。

アプリ、パソコン利用時に役立つ通知設定(病院向け)

患者さんのアカウントを削除せず継続してつながる場合、通常時や診察時間外に通知をオフにしたい、優先順位の高い患者さんのみ通知を受け取りたい等で役に立つLINE WORKSの通知設定をご紹介します。

 

  • LINE WORKSの通知をオフにする デバイスの通知を設定できます。 
  • おやすみモードを設定する 指定した時間帯のみ通知をオフにする設定ができます。 
  • トーク別に通知を設定する トークルームごとに通知の有無を設定できます。

通知設定の詳しい手順はこちら

以上、オンライン診療をLINE WORKSのビデオ通話で実施するための方法をご紹介しました。

 

なお、通信環境等の影響により、ビデオ通話が通じにくい場合は、無料電話またはトークに切り替えてご対応ください。

 

 

本記事が少しでも医療従事者ならびに患者様のお役に立てれば幸いです。

本記事は、2018年に大阪府四條畷市役所が実施した中途採用募集におけるオンライン面接の導入事例を参考にしています。

 

同市におかれましては本記事の制作にもご支援いただきました。

 

参考:全国初 自治体がLINE WORKSでオンライン面接を実施
https://line.worksmobile.com/jp/cases/shijyonawate-lg/