LINE WORKSサービスの番人! QA(品質保証)チームのお仕事

2019.04.24

 

こんにちは、マーケティングチーム小寺です。

 

LINE WORKSは、今や27,000社以上の企業にご利用いただいているサービスで、
新たな機能の追加により日々進化を続けています。

 

今回はそんなLINE WORKSサービスの品質を保ち続ける「LINE WORKS QAチーム」にフォーカスし、サービスを支えるお仕事についてインタビューしてきました。

 

初歩的な質問ですが、QAチームのお仕事とはどのようなものでしょうか?

 

久野洋一さん(PC版アプリ品質管理 担当):

 

QAチームでは、LINE WORKSの新機能が開発され実装されるまでの間に、不具合がないかチェックしています。約数万のテスト項目があり、とにかく項目数が多いのでしっかりスケジュールを組んで取り組んでいます。またQAチームのメンバーは日頃からLINE WORKSをユーザー目線で利用し、使い勝手や使い心地の観点からもチェックしています。ユーザビリティを考え改善した方がいいポイントなどがあれば、企画書にして開発部門へ提案します。

 

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なるほど、想像していたより業務の範囲は広いですね。テスト項目のチェックだけでなく、ユーザビリティを考えた提案…サービスの熟知あってこそのお仕事だと思います。それらの業務はどのような組織編成で行われているのでしょうか?

 

久野さん:

 

QAチームは担当機能ごとに大きく6つのチームに分かれています。

 

モバイル版アプリケーションを担当するチームで2つ、PC版アプリケーションを担当するチーム、ブラウザ版のサービスを担当するチーム、Drive(ストレージ)機能やプラグインを担当するチームと、全チームを統括するSQOというチームの合わせて6つです。 先にお話しした通り、それぞれ担当する機能のチェックやユーザビリティ検証などに携わっています。

 

 

QA業務において、普段から意識していることや気をつけていることはありますか?

 

 

邊炫榮(ビョンヒョンヨン)さん(モバイル版アプリ品質管理 テストリーダー):

 

ユーザーのみなさんが普段からどのようなシーンで利用しているのか、イメージしながら検証しています。実際に自分自身でサービスを触った感覚も大事にしています。「外出先でスマホから操作するのに、このボタンの大きさは適切か」「小さ過ぎてうまくタップできないなどはないか」「操作レスポンスの遅延はないか、読み込み時間でストレスを感じないか」など、問題なく業務利用できるか、利用する人の目線を意識するようにしています。

 

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たしかに、そのような検証はテスト項目として挙げるには難しく、時間がかかりそうですよね。みなさんどのように取り組まれているのでしょうか?

 

 

ビョンさん:

指定のテスト項目を実施する時間以外に、各々が自発的にユーザビリティ向上のための活動をする時間があります。先ほどの利用シーンを想定した検証も活動例の1つです。決められたテスト項目をただ実施するだけでなく、それぞれのメンバーが品質向上に寄与する取り組みのために自分自身で考え行動しています。

 

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なるほど。QAチームのみな さんの日々の意識と活動が、LINE WORKSサービスの進化に繋がっているのですね!

 

そんなQAエンジニアとして必要な心構えは、どのようなものでしょうか?

 

 

王宏貿(オウコウ)さん(モバイル版アプリ品質管理 担当):

 

自分自身の仕事をより良くしていこうという向上心だと思います。
QAチームでの業務には、サービスに関する情報はもちろん、クライアント環境に関する専門知識なども必要で、自分自身で勉強することが求められます。ですが情報は常に新しくなり、クライアント環境のOSも日々アップデートされています。自分自身に必要な情報を常日頃から収集する姿勢が求められます。

 

また日々のテスト業務に関しても同様です。一口にQAエンジニアと言っても色々な経歴、バックグラウンドを持つ人がいて、テストの進め方も人それぞれ。もちろん業務の正確さや速さなども人によって異なります。自分のテスト業務をより良く 、より早く正確にしていくための創意工夫や様々なチャレンジは、自分自身のパフォーマンスを向上させるためにも必要不可欠だと思っています。私自身も色々な壁に当たることもありますが、今後もQAエンジニアとしてのキャリアを積んでいくために頑張っていきたいです。

 

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みなさん日々の業務をこなしていく以上に向上心を持って努力されているのですね。業務に取り組まれる姿勢や、仕事に対する意識など眩し過ぎて頭が上がりません…。

 

最後に、今後の展望について聞かせてください!

 

 

ビョンさん:

チームメンバーの中でも自発的に動ける人も多いので、各メンバーがもっと裁量を持って行動できる環境を整えていきたいですね。メンバーの業務の可能性を広げる体制が整ってくれば、各々がもっとパフォーマンスを発揮できるようになると期待しています。

 

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なるほど、更に良い組織になっていくことを期待したいですね。
本日はお時間をいただきありがとうございました。

 

 

インタビュイープロフィール

 

 

邊炫榮(ビョンヒョンヨン)さん

モバイル版LINE WORKSの動作テストを行うMobile Teamのリーダー。
不動産関連の企業に勤めていた異色の経歴があり、主体的に自分のペースを守って仕事ができるQAチームの仕事がお気に入りとのことでした。

 

 

 

久野洋一さん

PC版LINE WORKSの品質管理を担当。
元々技術者として開発部門に勤務するも、システムのチェックやテストの方が得意だったこともありQAエンジニアに転身。Windows/macOSでアプリケーションの動作を日々チェックするなか、不具合やバグの検証はゲームの裏技探しのような感覚で楽しみながら取り組まれているそうです。

 

 

 

王宏貿(オウコウ)さん

モバイル版LINE WORKSの品質管理を担当。
ビョンさんと同じくMobile Teamに所属し、モバイル版アプリの検証と自動化対応を管理。以前はサービス運用を行なう部門に勤務するもシステム開発に興味があり、独学でツール開発等を行なっていたとのこと。QAチームにジョインする際にも独学でハードルを乗り越えたそう。


 

取材協力

 

LINE Fukuokaka株式会社

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  • ※ 本掲載記事の内容は投稿当時の情報となり、2022年4月1日に改定された新料金プランとは一部異なる内容を含む場合があります。