2代目社長がLINE WORKSを選ぶ理由

2018.05.09


こんにちは、長橋です。
ワークスモバイルジャパンでカスタマーエクスペリエンスを担当しています。
普段はLINE WORKSの導入事例の取材という形でLINE WORKSを導入していただいたお客様にお話をうかがい、ストーリーを世の中に発信するという仕事をしています。

さて今回のブログのタイトル「2代目社長がLINE WORKSを選ぶ理由」ですが、なぜこんなタイトルにしたかといいますと・・・

最近のお客様の取材で、創業者から会社を引き継いだ経営者、つまり2代目経営者の方のお話を聞くことがとても多いんです。

先週も静岡と大阪に取材に行ったのですが、インタビューさせていただいたのは、いずれも従業員数10数名の企業さんで、LINE WORKSの導入を決定されたのは2代目社長さんでした。これまでも中小企業のお客様を取材した際に、お父様などが創業された会社を引き継いで経営されている、いわゆる2代目社長が多いなあと思うことはあったのですが、ここまで符合が合うのは珍しい。そこで今回、2代目経営者ならではの課題感をお聞きしてきました。なぜ2代目社長はLINE WORKSを選ぶのかについて考えてみたいと思います。

会社を組織としてスケールさせる必要がある

2代目経営者の場合、先代から会社の資産を受け継いだので、会社の基盤自体はすでにあり、それをいかにスケールさせていくかという課題を持っている方が多いという印象です。特に、属人的・アナログな仕事の仕方が会社創業時から引き継がれていて、効率的かどうかに関わらず、そのままになっているというケースが多い。ところが同じ人数、同じ仕事のやり方では成長できないので、会社を組織として成長させ、スケールさせるためにLINE WORKSを入れたという理由をよくお聞きします。そういった企業では、具体的にはこんな活用の仕方をされています。

  • 創業当時からの会社の文化を残して伝えていくために、社長から社員へのメッセージを発信する。会社のビジョンを明文化して共有する。
  • 昔ながらのやり方にこだわる社員も多いので、紙媒体での予定管理や電話での連絡など、アナログな手段をIT化していく風土を根付かせる。

先週取材させていただいた酪農業を営む企業では、会社の文化を作っていくために、クレドという経営理念をLINE WORKSのアンケート機能を使って社員からアイデアを募り、それをホーム(掲示板)で社員に展開されていました。元々あった良い文化は残して、会社が大きくなっても薄まらないように根付かせつつ、新しいものを取り入れていこうという姿勢が素晴らしいですね。

先代のやり方では生き残れない

現在が2代目経営者ということは、創業は数十年、場合によっては50年以上前ということになります。50年前といえば、日本は高度経済成長期の真っ只中。年平均10%以上の経済成長を達成していた時期です。特に頑張らなくても、自然と仕事が増え、売り上げが伸びた時期に会社を興し、うまく軌道に乗ってやってきた。その会社を引き継いだ2代目経営者が直面する課題は、「同じことをやっていても生き残れない」ということです。

先週取材させていただいた、大阪でリフォーム会社を営む経営者の方がこのようなことを言われていました。

うちは今はリフォームをメインでやっていますが、以前は新築の住宅が中心でした。以前は今よりもっとのほほんと仕事をしていたんです。そんなに頑張らなくても、普通に仕事があって、売上もあった。ところが、建築業界全体で新築の需要が減り、リフォームがメインになってきた。ちょうどその頃会社を先代から引き継ぎました。1件では大きく稼げないので、数をこなさないといけない。それでリフォームをメインにして、数をこなしてなんとかするという風になってきたんです。

 

そうなると、同じ仕事のやり方では数をこなせない。以前は1週間の工事のスケジュールを紙に書き出して管理し、電話で予定の調整をしていましたが、それではとても追いつかなくなった。生産性を上げるために、必要に迫られてLINE WORKSを入れたというのが一番の理由です。

「働き方改革」という言葉が流行語のように取り沙汰され始めてからはや数年は経ちますが、なぜ働き方改革が必要なのかということを考えさせられるコメントですね。日本の経済成長が止まり、少子高齢化に歯止めがかからなくなっている中で、現実的な課題として、生産性を上げないと生き残れない、という状況が起きています。そういった危機感を感じた経営者に選ばれているというのは非常に嬉しく思いますし、そのことに気づいた企業だけが生き残れるのだと思います。

ここ数年でマーケットのスピードが激変

私たちがLINE WORKSのお客様のニーズを考えるに当たって、仮説として考えていた課題として、顧客から求められるスピードがここ数年で飛躍的に上がっているのではないかという点がありました。日本全体でマーケットの成長が見込めず、消費者優位の時代の中で、インターネットの普及により消費者は様々な情報を手軽にいつでも入手できるようになりました。その結果、求められるスピードの感覚が以前よりも断然早くなっているのではないでしょうか。

それを裏付けるものとして、もう一つ、先ほどのリフォーム会社の2代目経営者のコメントをご紹介したいと思います。

ここ最近、業界全体のスピードが非常に上がっているなと感じます。価格などにしても、以前は5年くらいのサイクルで変わっていたのが、今は1年くらいで変わっている。だから、去年と同じことをしていては生き残れないんです。

 

LINE WORKSを入れたおかげで、仕事のスピードが上がって時間の使い方が効率的になりました。昨年末に工事が集中し、前年に比べて25%も仕事量が増加するという大変な時期があったのですが、その時期に機会損失することなく乗りきれたのはLINE WORKSのおかげだと思っています。

スピードの変化を敏感にキャッチし、追随できることは大きな競争優位性になります。以前、「LINE WORKSを導入すると起きる「スピードの変化」の三段階」でも書きましたが、連絡のスピードを上げることは業務スピードの向上につながり、ひいては会社の成長スピードを加速させることにつながります。

このことに気づいた企業が、他でもないLINE WORKSを選び、会社の成長にお役に立てているとすれば、とても嬉しいことですね。先代からのビジネスを長く見てきて、時代やマーケットの変化に気づける2代目経営者だからこその視点ではないでしょうか。われこそは2代目社長という方、ぜひご意見おきかせください。お待ちしております!

  • ※ 本掲載記事の内容は投稿当時の情報となり、2022年4月1日に改定された新料金プランとは一部異なる内容を含む場合があります。