フリープランの利用実態大公開!(後編)実は不便だった今までのコミュニケーション

2019.01.09

2018年11月26日から正式に提供開始となった LINE WORKS のフリープラン。
これまで LINE WORKS は有料版だけなので、企業の情報システム部門の方が中心となってテスト・導入されることが多かったのですが、フリープランの登場により、新しいユーザー層の方が増えてきました。

 

全体的な傾向をお伝えした前編に続き、この記事ではフリープランユーザーの利用実態、なかでも LINE WORKS を使いはじめた理由をご紹介したいと思います。

 

 

「なんでもかんでもメール」はむしろ不便!

前編でご紹介したとおり、LINE WORKS フリープラン以前に利用していたツールの1位は、メールでした。
メール 61% 電話 48% LINE 38% その他 40%

しかし、メールを不便だと感じる点(LINE WORKSを使い始めた理由)は、予想以上に多様でした。
メールからチャットというと、とかく「簡易な確認事項をメールでやり取りするのは面倒」という観点が注目されがちですが、実はもっとさまざまな理由があります。

 

「メールだと複数人による共有しながらの話し合いができなかったから」
「メールでのデータ収集の効率が悪かったため」
「メールの日報はだれも見ない」
「メールでは大事な情報が埋もれて行く」
「メールでの連絡が多かったが、返信が来ないため、未読なのか既読なのかがわからず、結果、電話でメールを送った旨連絡することが多かった」

 

このように、複数人での話し合いや意見の調整多人数からの意見や業務データの収集・集約大事な情報の一斉周知メール多すぎて読まれない問題未読・既読分からない問題など、実はメールに不向きな仕事のコミュニケーションは数多くあります。

 

その不便さはわかりつつも、複数のツールを使いこなすのは面倒というときに、チャット、アンケート、掲示板などが1つのアプリにまとまっているので LINE WORKS が便利、と言っていただくことは非常に多いですね。

 

 

「メールはパソコン」がそもそも不便・面倒

また、別の観点では

 

「メールでは、パソコンを開かないと見れなかった」
「自分のデスクを持たず現場作業に出向く従業員との情報共有に」
「現場で作業しているスタッフはメールの確認ができない場合がある」

 

このように、メール=パソコンならではの不便さや制約があった、という方も多いようです。

 

「PC でも、iPhoneでも、Androidスマホでも、タブレットでも同じように使えるのが最高に便利です。ありがとうございます。」

 

こういった不便さを感じていた方には、スマホでもパソコンでもタブレットでも利用できる点が響いたようです。

 

 

「緊急時には電話」は、もはや常識ではない!?

2位と3位に入った電話・LINEからの移行も分かりやすいですね。

 

これまでは「緊急時は電話」が常識でしたが、もはやそうとも言えなくなってきたようです。

 

「緊急の連絡なのに電話では時間がかかったり、出てもらえなかったりと、不通になることが多い」
「電話番号による「緊急連絡網」を作っていたが、9月の震災・大停電の際に全く機能しなかった。電池が切れそうで通話ができない。そもそも電話がつながらない等」
「携帯電話の発信制限時に使えるかどうかテストしている」

 

電話ではむしろ連絡がつかない、緊急時こそ逆に電話が機能しない。
電話が固定ではなく携帯中心になった今では、こういった状況は皆さんも経験があると思います。
会社での緊急連絡手段として LINE WORKS を使うケースが多いのも納得です。
(参考:LINE WORKSで安否確認する3つの方法と活用例

 

LINEとの比較では、典型的な「プライベートとの使い分け・切り分け」「会社での連絡を個人用ツールを使って行うことに抵抗があった」に加えて、

 

「LINEを使用していたが、スケジュール管理ができず、誰が読んだかもわからなかったから」
「プライベートのLINEよりも仕事に特化して使いやすいから」

 

といった、仕事ならではの使い方や機能を求めて、LINE WORKSを選んでいただく方は、以前から多いですね。

 

 

お客様や取引先ともチャット(LINE)

また、最近増えているのが

 

「取引先からLINEでやり取りをしたいと言われた」
「顧客からLINEを使用した発注システムはないのかとの問い合わせがあった」

 

このような社外からのニーズです。
以前は、営業職や販売・接客職の方を中心に「お客様とのやり取りはLINEで」というニーズは非常に多かったのですが、最近は上記のように取引先との受発注などにも使いたいという声が増えてきました。
有料プランでは、営業ツールとして利用する例や、取引先との連携のために使う例が数多くありましたが、その取っ掛かりとしてフリープランをご活用いただいているのかもしれません。

 

前編・後編の2回に分けて、フリープランご利用ユーザーの全体的な傾向をご紹介してきました。
今回ご紹介できなかった「その他」の中にもユニークな回答がありましたので、また別記事でご紹介したいと思います。

  • ※ 本掲載記事の内容は投稿当時の情報となり、2022年4月1日に改定された新料金プランとは一部異なる内容を含む場合があります。